ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/諺・格言

身正不怕影子歪

2008年1月14日

中国では賄賂は常識になっていることはすでに紹介した。だからこそ、相手をみるとき、いつもそういう目で情況判断をする人が多いようである。C社の某技術者がP社からある金属部品を買おうとしたが、すでに提出した製品見積書に予定していた価格より3割も高かったので、別のT社を探してきた。

ところが直属の上司はそれを認めなかった。理由はC社は長年H社から金属部品を買っており実績がある。確実性を重視して3割高くてもH社から買うようにということだったという。しかし、穿った見方をすればその上司自身がP社と特殊な関係があるからわざわざ高い部品を買うように指示したと解釈した人がいたとしてもおかしくはないのだ。

某技術者からみればT社も使用実績があり、問題のない会社なのである。しかもT社のその部品を作っている人は元P社で同じような部品を作っていた人である。そういう事情を上司へ説明したが認められなかったのだった。

上司は某技術者が賄賂をとってT社を推薦してきたと勘ぐったようである。そういう空気を敏感に感じ取った某技術者はそれ以上はもう言わなかったという。そして製品の利益率が大幅に減少することになったことの経緯を会社の責任者へ報告する際に出てきたのがこの言葉である。

「身正不怕影子歪」。直訳すると「身が正しければ影が歪んでいても恐れない。」。つまり、私の身は真っ直ぐなのに影を歪んでいるように見ている人がいる。しかし、私は真っ直ぐなのだから他人が私をどう見ようと怖くない。

【註】
身 shen シェン 身
正 zheng ジョン 正しい
不怕 bupa ブウパー 恐れない、怖くない
影子 yingzi イーンズ 影
歪 wai ワイ 歪