ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

人生自有天注定、貧富也是天注定

2012年3月17日

 
中国では昔からこのように言われてきたという。つまり、「人生は自ずと天(神、運命)によって定められている。貧富もまた天(神、運命)によって定められている。」と。

「人の一生は運命によって定められている」というのは日本でもよくいわれることである。しかし、信じない人も当然いるだろう。わたし自身は「これがわたしの運命なのだろう」と思ったりすることがある。

だが、「貧富もまた天(神、運命)によって定められている。」というこの後半部分は日本人のわたしとしては“違うのではないだろうか”と思ってしまう。

以前の中国はさておいて、1978年12月に始まった鄧小平による「改革開放」以降は中国でも様相がまったく違ってきたのではないだろうか。それまでは罪人として扱われ、社会から葬られてきた「個人による金儲け」が解禁され、「先に富める地域から富んでよい。先に富める人から富んでよい。」となったからだ(拝金社会主義中国 遠藤誉著 ちくま新書)。

わたしの知っているかぎりで言えば、“私は運命により貧乏に定められているのだ」と思っている中国人は誰もいないと思う。先に富んだ地域に追いつき追い越せ、先に富んだ人に追いつき追い越せで、全体として「向銭看」になっている中国では後半部はすでに死語になっているのかもしれない。

【註】人生自有天注定、貧富也是天注定 ren2 sheng1 zi4 you3 tian1 zhu4 ding4, pin2 fu4 ye3 shi4 tian1 zhu4 ding4
レン ション ズー ヨーウ ティエン ジュー ディン、ピン フー イエーエ シー ティエン ジュー ディン
自有:自ずと~である
天 :天、神、運命
注定:(神や運命によって)定められている

向銭看 xiang4 qian2 kan4 シアン チエン カン 金に向かって進め
本来は向前看(前に向かって進め 発音四声が向銭看とまったく同じ)。