ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/成語

平平安安的日子

2008年6月29日

2008年6月18日、大連テレビのテレビ劇「突然心動 tu1ran2xin1dong4 ツーラン シンドン」が終了した。ドデン返しのドデン返しで、予想していなかったストーリー展開だったが、最後は円満に最も自然な形に収まった。

全部で35集(あるいは34集)あり、1日に3集ずつ放映するからおよそ12日間ほど夜、家に帰ってからテレビに釘付けである。約3時間、外のことが何もできず、不便と言えば不便だし、面白いと言えば面白いのだ。

最後に脚本家は主人公(とわたしは解釈している)の弁護士男性の奥さんにこう言わせている。“女は男のように大胆ではない。「平平安安的日子」の生活を望んでいる。”と。じつはこの男性を好きな女が現れて、この一家から男性を離婚させて、自分と結婚させようといろいろと画策するのである。

そのため、この一家は「平平安安」どころか、大変な混乱状態に陥ることになる。奥さんは家庭を守ろうとして奮闘するものの、最後はこの女がいる限り一家と妹と両親は平安な生活が送れないと判断し離婚を決意する。弁護士の男性は離婚に同意せざるを得ない情況に追い込まれるのである。

離婚に調印しようとする日、弁護士は明日は結婚15周年だから、あした15周年の祝いの食事をしてから調印しようと1日延ばすことになる。

15周年の食事中に女が電話をかけてきて奥さんはこの女を招き入れ、一人その場を去っていく。女は勝ったと思い、弁護士が自分を受け入れてくれるとばかり喜ぶのだが、そうではなかった。

“妻は最後まで他人のことを考えていたが、あなたは終始自分のことしか考えていない。例え、私は妻と離婚しても心はいつも妻と娘のところにある。あなたは大変おそろしい女だ。”

このセリフを聞いて女はようやく弁護士が自分を受け入れてくれないことを悟り、最後は「永遠にこの地から離れる」というメモを残して中国から出国していくのである。

このテレビ劇を観て、中国の女も日本の女とまったく同じだなと深く感じ入ったのである。このような場面に出くわしたことがなかったので、この発見はわたしにとっては一つの大きな驚きなのだ。

翌日、会社でこのことを中国女性に聞いてみたら、その通りではありませんかと肯くのである。女にとって「平平安安的日子」を送れる平穏な家庭生活が最も幸せに感じるのであろう。

人生、波乱万丈に富む必要はない。単調と思える暮らしの中にこそ幸せがあるのかもしれない。

【註】
平平安安的日子 ping1ping・ an1an・ de ri4zi ピンピン アンアン ダ リーズ
                      非常に平安な暮らし