ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/成語

笨鳥先飛

2009年4月20日


内蒙古の人が田舎のお土産に「牛肉干 niu2 rou4 gan1 ニィユウ ロウ ガン 干し牛肉」を下さった。包装袋に「草原笨牛 cao3 yuan2 ben4 niu2 ツアオ ユエン ベン ニィユウ」とある。

牛の種類に「笨牛」というのがあるのだろうかと辞典で調べてみたが見つからない。どうやら「のろまの牛」という意味らしい。「笨」というのはもともと「馬鹿」とか「のろま」という意味である(中日辞典:小学館)。

お土産に下さった人に聞いてみた。これは商標だという。いかにも大草原をゆっくりと草を食みながらのろのろと移動する牛そのもので、換わりに見つかったのが「笨鳥先飛」である。興味深い内容なので辞典の写しをここに紹介する。

 (成語)のろまの鳥は早めに飛び立つ。
 (喩)行動ののろい人は先に動き出す:能力の劣る人は早めに仕事にとりかかる(こと)。
   謙遜して用いることが多い。

「えっ、もう始めるの。ちょっと一服してからにしようよ。」などというとき、「笨鳥先飛啊!」などと使うと相手を傷つけることもなく、効果的に使えそうである。

内蒙古では内蒙古文字(Nei4 meng3 gu3 wen2 zi4 ネイ モングーウ ウェン ズウ:略して内文)が今でも使われていて、学校なども内蒙古文字と漢文の両方が書かれてあるそうである。

【註】
笨鳥先飛 ben4 niao3 xian1 fei1 ベン ニアオ シエン フェイ のろまの鳥は先に飛び立つ