ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/表現の妙

金粉花

2007年4月24日

「金粉の花」あるいは「金の花粉」とは何だろうと思われるかもしれないが、じつはこれ、人の名前である。最近、仕事の関係でこの人と話をする機会があった。字を見てもこの人が女性であることは容易に察しがつくと思う。

わたしからみると、姓名であるこの3文字はとても綺麗に感じるし、またいろいろなイメージをわかしてくれるので、ご本人には無断でちょっと紹介してみることにした。

中国が多民族国家であることはご承知の通りだ。全部で56の民族で構成されていて、人口的には95%が漢民族であると言われている。朝鮮半島と地理的に近い遼寧省、吉林省及び黒龍江省には朝鮮族が多い。経験的にいって、この「金」という苗字はほとんど朝鮮族の人と思ってよさそうだ。

そう思って尋ねるとこの人もやはり朝鮮族で、黒龍江省出身だという。母国語として朝鮮語と中国語の環境に育ち、大学で日本語を学んだそうで、この人は実は中国語、朝鮮語及び日本語の3ヶ国語を流暢に話す営業員である。

金という苗字はかなり多い筈だから、同じ発想で同名の人もけっこういるのではないかと想像される。

現在、大連〜瀋陽で日本系企業の次に多いのが韓国系企業と言われている。従ってこの地域の企業では日本系企業、韓国系企業および中国系企業(通称ローカルと呼ばれる)の間の取引もそれなりに増えていて、こういう日中韓3ヶ国語をこなす通訳の活躍の場が広がっている。直接聞き出したわけではないので具体的にはわからないが、日中2ヶ国語を話す通訳よりも給料は高いと見てよさそうだ。