ふいちゃんの中国日記

つれづれ編/フットパス編

二十三夜塔(妙善寺・金剛寺地区)

2016年8月3日


 月を信仰の対象として18世紀の後半から昭和初期にかけて行われた十五夜、十六夜、十九夜、二十二夜、二十三夜などの特定の日に飲食を共にしながら月の出を待つ月待ちの行事が日本各地で行われていたそうである。その供養のために建てた一つがこの二十三夜塔。

 「講」の形式で行われたようである。二十三夜は月齢でいうと下弦の月で、ほぼ夜中の12時頃に月が出てくることから、幻想的な月の形と信仰とが重なり二十三夜にお経を唱え、月を拝んで悪霊追い払いを行う行事だったという。

 大っぴらに外で飲食ができる一つの機会でもあったのであろうか。ほんの80年ほど前まで行われていたことになるからずいぶん身近に感じてしまう。

 庚申塔や道祖神、馬頭観音などそう遠い昔でないわたし達の先祖の暮らしぶりを示す石造物はいまも到る所に残っている。