ふいちゃんの中国日記

つれづれ編/フットパス編

雨乞い地蔵(妙善寺)

2016年7月21日


 妙善寺の一帯は昔から水の便が悪かったという。それは地理的な要因で茅ケ岳や八ヶ岳の溶岩流がこの一帯を覆っており、水がすぐに地下に沁みこむことにあるという。

 ということでこの一帯は昔から渇水期に「雨乞い」が重要な行事で、この雨乞い地蔵の顔に泥を塗りつけ「雨乞い」をすると確実に雨が降ったのだという。妙善寺「雨乞い地蔵」のご利益絶大だったそうである。この「雨乞い地蔵」、見ていて飽きない。“うん、うん”と人々の願いを聞き入れてくれるような表情をしている。

 現在は上水道が発達しているので「雨乞い地蔵」は忘れ去られている。妙善寺のある「宇津谷うづのや」地区は溶岩流と溶岩流との間に開けた古くから南北に伸びた集落だそうだ。今は上水道の普及で水の不便はないから、かつての溶岩流で人が住めなかったところにも多くの人々が住んでいる。そういう溶岩流の高台からこの「宇津谷」の家々の広がりを眺めることができる。

 「宇津谷」を流れる「六反川」は今も六月になると蛍が飛び交うという。