ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/表現の妙

總我回去 (湄)

2015年8月7日


 “總我回去”は“總”をどう解釈するかである。“我回去”は「私は戻っていく。」でよいと思う。

  “總”にはたくさんの意味がある。ここでは「〈副詞〉結局。ともかく。やはり。」がいいのではないかと思うのだが、“湄公河大案”のどういう場面でこれが出てきたのかさっぱり覚えていないのだからとっかかりが乏しい。

  前述の副詞の意味で解釈すると「結局、私は戻っていく。」ということになる。わたしが大連の工場で仕事を始めたとき、周囲の中国人スタッフおよび従業員のわたしに接する態度には「どうせあなたもすぐに日本へ帰っていくのでしょう。」という雰囲気が充満していた。

  わたしは何も知らなかったのだが、じつはわたしの前任者(日本人)はすでに二名いて、いずれも短期間で離職させられている。内一人は一週間も経たないで“できの悪さ”が原因で首になったらしい。だから、わたしも“總他也一下子回去日本吧(どうせ彼もすぐに日本へ帰っていくさ)”と見られていたのであった。

  わたしの知っている中国人の特徴は「自分より技術レベルの低い人間が上司であることに我慢ができない」人が多いということである。

<註>(小学館:中日辞典)用例
他早晩總会来的 かれは遅かれ早かれやってくるだろう。
不要着急zhao2ji2、問題總会解決的 
心配するな、問題は結局のところ解決するに決まっている。
成果雖然sui1ran2還不理想、但總是一個進歩
 成果は思うほどではないが、ともかく一つの進歩には違いない。
厳冬yan2dong1總会過去的、春天總是来的
 厳しい冬はどのみち去り行く、春はどうしたってやって来るのだ。