ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

前瞻性

2015年2月6日


前瞻(qian2 zhan1 チエン ジャン)は中日辞典(小学館)によると「①前方を眺める。②(将来を)展望する、予測する。」と出ている。しかし、前瞻性(qian2 zhan1 xing4)は載っていない。積極性(ji1 ji2 xing4 ジー ジイ シン 積極性)は載っているから、前瞻性(qian2 zhan1 xing4)は使用頻度が少ないからということかも知れない。しかし、友人である中国人は間違いなく前瞻性(qian2 zhan1 xing4)を使っている。

手元の机上辞典には前瞻は載っていないから前瞻性はなお載っていない。しかし、瞻は電脳辞典から簡単に拾えるから日本語の漢字の中にあるのは間違いないだろう。電脳辞典によると瞻の読み方は「セン。みる。」と出ているから「前を見る」ということに関係ありそうだとわかる。前瞻は日本語で「ぜんせん」と読むのであろうか。さっぱり解らないことだらけである。

前瞻性を日本ヤフーで検索すると一つ出てきた。意味は「輝かしい前途。将来性。先見性。前向きの。展望性。先取り。未来志向。将来を見据える。」で、英語ではprospectiveであるという説明があるので英和辞典(旺文社)でひもとくと「(限定的に)予期される。見込みのある。将来性のある。」と載っている。

2月6日午後12時半ころテレビを観ていたらNHK今夜8時からのBS番組「雲霧仁左衛門2」(全8回)の紹介をやっていた。大泥棒「雲霧仁左衛門」を演ずる俳優中井貴一がアナウンサーの質問「雲霧仁左衛門」はどういう人物かに答えて言う、「先を見る力」を持った大泥棒のリーダーと。うーむ、これは正に「前瞻性」ではないか。

しかし、現在の日本で「前瞻性」などと言うとほとんど人がわからないのではないかという心配がある。ここはやはり、状況に応じて「輝かしい前途。将来性。先見性。前向きの。展望性。先取り。未来志向。将来を見据える。」等の具体的な言い方のほうがよさそう。

<註>
前瞻 qian2 zhan1 チエン ジャン ①前方を眺める。②(将来を)展望する、予測する。
前瞻性 qian2 zhan1 xing4 チエン ジャン シン 
  輝かしい前途。将来性。先見性。前向きの。展望性。先取り。未来志向。将来を見据える。 
prospective (限定的に)予期される。見込みのある。将来性のある。