ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

閉門不納

2014年6月23日


「閉門不納 bi4 men2 bu4 na4 ビイ メン ブー ナー」は日本語で理解すると「門を閉じて受け入れない」で「門前払いをする」である。さらに「閉門羹 bi4 men2 geng1 ビー モン ゴン 門前払い」がある。

大連の某日系企業へ営業に行ったとき、中国人の営業担当者が会ってくれた。挨拶を交わしたあと、自分の会社はどういう会社で、どこにあって何を作っている等、紹介が一通り終わったら、その営業担当者は「ありがとうございました。資料棚において必要なときは参考にさせてもらいます」と言った。

これも「門前払い」であることを知っている。会社の門は入ったけれど、技術部門の門は閉ざされたままで、開かれることはなかった。こういう場合は別ルートでアプローチしなければならない。彼らは仕事が増えるだけで自身の利益に結び付くかわからないことには関心がないことが多い。

また、別のある日系企業の日本人部長のときだった。それまで日本から新製品の図面がくると必ず見積依頼がくる関係の良好な客先であったが、その部長になってから、ピタッと止まってしまった。その日系企業はいつも4社へ相見積を出していたのだがわたしのところだけでなく、3社ともピタッと出さなくなり、残りのA社のみに見積依頼を出すようになった。

状況を打開すべく面談を申し入れたが、いつも「忙しくて2週間後でないと時間がとれません」という返事であった。これも形を変えた「門前払い」である。

けっきょく2年後、日本人総経理の知るところとなりその部長は失脚して、何百人もいた部下がたった一人の事務員だけになったそうである。2年間の金型~成型品約300種類のA社見積価格はその日系企業の目標価格の±1%に収まっていたそうだから、会社の目標価格がすべて事前に漏れていたということであろう。失脚した日本人部長はA社から車をプレゼントされ通勤にも使用していたという噂であった。

<註>
閉門不納 bi4 men2 bu4 na4 ビー メン ブー ナー 門前払いをする
 納 受け取る。受け入れる。
閉門羹 bi4 men2 geng1 ビー モン ゴン(慣) 門前払い
 喫了個閉門羹 門前払いを食った
                      (中日辞典:小学館)