ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

皮膚が負けた?

2014年4月1日

 
入院二日目の朝、担当看護士が来て前日、胆汁を針で抜いた手術の跡を覆っていたテープを剥がすときのこと。思わず「痛っ」と声を出していた。何のことはない、テープが皮膚から剥がれずに皮膚が剥がれたのである。看護士は軟膏を塗って応急処置してくれたが、こちらの立場で言えばたまったものではない。

担当医が巡回にきたとき、そのことを告げると、「連絡しておきますので一階の皮膚科で診てもらってください」という。翌日の午後、皮膚科から連絡があったので行くと、医師はいかにも慣れた様子で「ああ、皮膚が負けたんだ」と言って軟膏を塗りガーゼをかぶせて終了。

しかし、これはおかしい。皮膚が負けたのではなく、テープの粘着剤が強烈で皮膚を侵してしまっているからである。電子部品で言えば強い電食性のある粘着剤を使ったテープでコイル巻線を保護したつもりが緑青をふいて断線したようなものである。

普段、衣服で覆われている部分の皮膚は色が白く、こういう部分は特に薬品に侵されやすい。当然、個人差はあるので影響の少ない人もいるかも知れないが、皮膚科の医師は内科の医師へ「こういう種類のテープは使うべからず」くらいの勧告助言が必要なのではないか。

このテープは梱包用によく使われる薄手のガムテープと全く同じ幅と色をしていたが、まさか梱包用テープを皮膚に使うとは思えない。しかし、粘着剤の専門知識が乏しいと「これは皮膚でもよく付く」という感覚で使わないとも限らないのだ。

実際に看護士が使っている各種のテープは、10日間貼り放しでもかぶれも皮膚剥がれも起きない吟味されたものが採用されているからである。退院のとき明細を確認したら、皮膚科の治療費はわたしの負担になっていた。