ふいちゃんの中国日記

つれづれ編

地界と道祖神

2013年3月25日


日本語大辞典(講談社)によると、道祖神とは、近世、村里の入口で悪霊が外から集落に入ってくるを防ぐ。境の神・道の神。また後に、旅行安全・縁結び・子授け・安産の神として広く信仰され、子どもと親しい神。自然石・陰陽石・石塔などの形で、村境・辻・峠などに祭られる。

いまもこの道祖神がやたらと残っている地域がある。多くは集落の境界にあって、疫病や悪霊が集落に入ってこないようにという願いが込められている。集落に入ってくる道が東西に伸びていれば東の出入り口と西の出入り口に祭られるといった具合に。

地界(di4 jie2 ディー ジエ)は、「土地の境界」であるが、集落という大きな「土界」にこの道祖神があって、さらにそのなかの小集落の「地界」ごとに道祖神が祭られている。

幸いなことにこれらの道祖神は石でできているのが今日まで形を保って引き継がれてきた大きな理由ではないか。これらの道祖神は放置されているのではなく、いまも信仰厚く昔からの集落の人々から祭られている。

【註】
地界 di4 jie2 ディー ジエ 土地の境界