ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/表現の妙

妮狗子

2007年7月8日

欧米人に「ニーナ」という名前があるのはよく耳にする。というわけでもあるまいが実は中国でも「ニーナ」という女(女の子)の名前はけっこうある。一般に「妮娜(2声+4声)」と書く。従って日本語式の「ニーナ」とは抑揚が少し違うが、これは大した問題ではない。

わたしが知っている妮娜という名前の女性は綽名が「妮狗子」である。「狗子」は日本語の「犬」で、名前の一部に「犬」の意味を付け足した綽名になっている。経緯を聞くとそれなりにちゃんと理由があって興味深い。彼女の友達が早口で「妮狗子」を呼ぶときは日本語の「2号」のようにも聞こえる。

本人の説明によると、彼女は友だちと話をしているとき、嘘をいうと鼻の下がぴくぴくと動いてすぐにばれてしまうのだそうだ。綽名はその人のさまざまな特徴から来ていることが多いが、この場合も嘘をいうと鼻の下がぴくぴくと動く様子が犬の表情に似ていることから「犬の妮娜」即ち「妮狗子」になったのだという。

彼女は見ていると鼻の下だけでなく、口元や頬の一部がよく動く特徴がある。嘘をいうと鼻の下が動いてすぐばれてしまうなど、表情にも出さず嘘をついて平然としている人間にくらべれば安心してつきあえるタイプということになるのであろう。

【註】
妮娜 nina ニイーナア 人名(女)
狗子 gouzi ゴウズ 犬
妮狗子 ni gouzi ニイ ゴウズ 綽名