ふいちゃんの中国日記

つれづれ編/フットパス編

金山神社

2016年7月26日



 金山神社は妙善寺の西側歩いて15分ほどの所にある。この神社は小さいが「子授かり」の神社として名が知られている。

 武田家滅亡後、武田家に仕えて金鉱の掘り工具や武具などを作っていた鍛冶職人たちはあちこちに散らばったが、やがてこの地に集まり集落を築いたという。その一族の苗字は「小林」姓で、引き続き鍛冶職人として生計を維持してきたようである。金山神社の御神体は鍛冶職と縁の深い鞴(ふいご)である。さらに鞴(ふいご)と共に祀られているのが男女の性器に似た自然石がある。

 毎年1月28日に行われる例祭では米粉で作った男女の性器を蒸してから小豆の餡を全体にまぶして神前に供える。子授かりの希望者はこれを受取り持ち帰って食べる。何日かかってもよく、また煮たり焼いたりしてもよいが必ず全部食べきらなければならない。男性は女性のを、女性は男性のを食べる。

 寄進する金額は決まってなく、子授かり希望者の気持ち次第なのだという。ご利益は絶大で、7年間子供に恵まれなかった夫婦が男の子に恵まれ、続けて合計3人生まれたとかの実例がたくさんあるという。そして子供に恵まれた夫婦はお礼参りにのぼりを寄進するのだという。

 実際の例祭の日は何本かの“のぼり旗”が風に揺れている。なにも宣伝していないけれど全国各地から希望者が訪れるのだという。

 わたしはこのような状況を聞いて思った。この鍛冶職人小林姓の皆さんの先祖ははるか昔、朝鮮半島経由で日本へ渡来し、武具製作等の高度技術をもたらした技術集団だったのではないかと。そして一族の子孫繁栄を願ってこのような例祭が行われてきたのではないかと。