ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

取之不尽、用之不竭

2014年5月15日


これは成語。意味は「取っても使っても尽きることがない。無尽蔵である。」。「尽 jin4 ジン」も「竭 jie2 ジエ」も意味は同じ「尽きる」。「尽」と「竭」の意味がわかるとこの成語は日本語的に読んでも、「これを取っても尽きない、これを使っても尽きない」となり、意味が通じる。
 
最近のニュースでは、大気汚染のひどさは中国だけかと思っていたら、インドはその上をいくらしい。インドは行ったことがないので判らないが、中国は水質汚染もひどい。水源地はきれいな水が湧き出ているのに、河口近くは黒茶色で、川を廃水溝としか見ていないかのようである。インドの川も同じように廃水溝になっている可能性は大である。
 
あの黒茶色の廃水が常時、日本海や黄海に流れ込んでいると思うと空恐ろしい。このまま放置していたら海はいつかは黒茶色に変わり果て、魚は絶滅してしまう。それは人類の滅亡でもあろう。
 
日本もかつてはそうであった。しかし、日本は気が付いてから法律を整備し、環境対策を講じて今日の良好な環境に至っている。だから、中国もインドも大気および水質の改善に取りかかれば必ず改善可能なはず。
 
石油、鉱物などの地下資源も有限である。空気は地球の表面にたかだか20kmしかない。いまの人々には無尽蔵な地下資源、無尽蔵な大気であっても遠い子孫にとっては「枯渇」という危険性が待っている。
 
だから、「枯渇」に至るまでの時間をできるだけ長くする方策を講じ、健康的な環境を後世に残すということであろう。環境汚染が原因で地球を捨てて他の惑星へ移住するというSFの世界が現実味を帯びてくるかもしれない。

<註>
取之不尽、用之不竭 qu3 zhi1 bu4 jin4,yong4 zhi1 bu4 jie2 チューウ ジー ブウ ジン、ヨンジー ブウ ジエ
(成語)取っても使っても尽きることがない。無尽蔵である。
尽 尽きる
竭 尽きる