ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座

不許葷酒入山門

2013年7月3日



東海道53次の神奈川宿付近を歩いた。

ここは江戸幕末に生麦事件が発生した場所でもある。

わたしの記憶ではイギリス領事館の3人が島津藩の行列を横切ったから無礼打ちに遭ったと教わったように思っていたのだが、ガイドの説明では行列を横切ったのではなく、行列に遭遇したので3人は馬に乗ったまま見ていたのだという。


当時は大名行列は伏して見送るのが作法だったようだから、それを知らない3人は殿様を見下ろす格好になっていたのが事件の発端のようだ。

近くにある本覚寺が当時の旧アメリカ領事館で山門の前に旧アメリカ総領事館跡の石碑が建てられている。

さらに山門の右横には「不許葷酒入山門」の石碑も残っている。

これはれっきとした中国文で、当時の江戸時代以前の人々は中国語をそのまま取り入れていたことがわかる。

【註】
不許 bu4 xu3 ブー シューウ 許さない。
葷 hun1 フン 魚や肉などの動物性食物。
酒 jiu3 ジイユーウ 酒。
入山門 ru4 shan1 men2 ルー シャン メン 山門に入る。
不許葷酒入山門 肉と酒は山門に入るを許さず。