ふいちゃんの中国日記

ふいの中国語講座/成語

殺鶏取卵

2010年1月23日

日本語的に読んで容易に理解できる成語と言える。“ニワトリを殺して中の卵を取る。”<比喩>目先の利益に目がくらんで将来を忘れる。

ニワトリが卵を産むのを待たないで、殺して中の卵を取れば確かに目先の利益は得られるが、以後、ニワトリが卵を産むことはない。日本では最近は鶏を捌く人と食べる人とが分離している場合が多いから、雌鳥の中で卵がどういう状況にあるかを知る人は少ないかもしれない。

雌鳥を捌くと大きいのから小さいのまでたくさんの卵がすでに準備されていることがわかる。ニワトリを殺してしまえばこれらが将来、卵になることはないのだ。一時の利益のみを考えればこういうことになる。

ある部門の責任者がいたとしよう。それまでその部門の損益はいつも利益が高安定していた。ところがその責任者が転出することになった。転出後に判ったことだが、転出直前の月の利益が突出していた。そして新任者の第一回目の月間損益は利益が極減していた。

損益表を理解できる人々の間では「ははあ、目いっぱい自分の最終月にぶちこんだらしい」とささやかれたものだった。こういう人はわたしから見ると「人品不好 ren1 pin3 bu4 hao3 レン ピン ブー ハーオ」ということになるのだが、当人にとっては自分が稼いだ利益だから自分の実績に計上するのは当然ということになるのだろうが、少なからず微視的ではあろう。

【註】
殺鶏取卵 sha1 ji1 qu3 luan3 シャー ジー チューウ ルアーン